令和3年夏 花火入門
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13 ◎菊きく ·········· ◎牡丹ぼたん ········ ◎冠かむろ菊ぎく ········ ◎芯入しんいり ········ ◎椰子やし ········ ◎型物かたもの ········ 火の花が丸くぱっと開き、星が中心から炭火色の尾を引いて広がっていく形で「引」ともいいます。菊の先が 2色に変化する「変化菊」が多く使われます。 菊とは対照的に尾を引かず、最初から色の炎を出して開くもの。本来は芯の入ったものを牡丹、入っていないものを「満星まんぼし」といいました。 大きく開いた星がスーッと尾を引き垂れ下がるもので、童女の髪型「禿かむろ」に似ていることが語源とされ、「錦冠にしきかむろ菊ぎく」が多く使われます。 菊、牡丹、冠菊などの花の中心に芯があるものを芯入といい、二重の芯は八重芯、三重の芯は三重芯、四重の芯は四重芯とさらに増してゆきます。 金色の太い花弁を椰子の葉のように開かせます。 平面状や立体的に開き、ハートや笑顔、土星、ひまわりなどいろいろな形状を表現します。 土星(型物) 椰 子 「割物」の基本的な玉名

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