令和3年夏 花火入門
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14 「ぽか物」の基本的な玉名 ◎柳やなぎ ········· ◎蜂はち ·········· ◎花雷はならい ········ 星が群れをなし、尾を引いて垂れ下がるもので、細い線で垂れ下がるものを「細ほそ柳やなぎ」、「糸いと柳やなぎ」ともいいます。 ブルルンという音を発しながら不規則に回転するものが「蜂」で、パラパラッとたくさんの星が交差するものを「分砲」といいます。 音花火が白い花のように炸さく裂するもので、一つだけ音が鳴るものを「花号砲はなごうほう」、複数が一斉に鳴るものを「花はな万雷ばんらい」といいます。 「半割物」の基本的な玉名 ◎千輪菊せんりんぎく ······ ◎小割こわり ········ 大きな玉の中に小さな玉がたくさん入っているもので、時間差でいろいろな花が一斉に咲くことから「彩色千輪菊」、「百花園」ともいいます。 落下傘で吊った小さな照明を、時間差で一斉に漂わすものを「松島まつしまの夜景やけい」、「田た毎ごとの月つき」などといいます。 千輪菊 (資料提供:両国花火資料館) 柳 芯入千輪菊

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