令和3年夏 花火入門
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15 「割物」と他のものを組み合わせた玉名 ◎浮うき模様もよう ······· ◎残光ざんこう ········· 菊などが開花した後に、小花の群れが現れるもので、 「変化菊小割浮模様」などといいます。 菊などが消えた後に、中心部に落下傘で吊った小さな 照明が漂うもので、「変化へんか菊ぎく残光ざんこう」などといいます。 ◎昇天しょうてん銀ぎん竜りゅう小花咲こばなさき大輪たいりん錦にしき冠かむろ菊ぎく小割こわり浮うき模様もよう 銀の光の尾と小さい花を咲かせながら上昇した後に、大きく錦色に開いた星が光りの線を描きながら垂れ下がり、後から小花の群れが一斉に咲きます。 八重芯菊 (資料提供:両国花火資料館) 完成型の玉名 ◎昇笛付のぼりふえつき芯入しんいり変化へんか牡丹ぼたん ヒューという音を発しながら上昇した後に、芯を持った色火の星が丸い花を描き、星の色が変化します。 ◎昇のぼり木葉付このはつき八重やえ芯しん変化へんか菊ぎく 光の尾と小さい花を咲かせながら上昇した後に、二重の芯を持った炭火色の尾を引く星が菊を描き、星の色が変化します。 八重芯 三重芯

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