令和3年夏 花火入門
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30 年 度 国内生産額 輸出入額(花火全体) 打揚花火 おもちゃ花火 輸出額 輸入額 平成27年 55.6 9.7 0.8 13.4 28年 49.4 9.8 1.0 9.5 29年 52.1 9.7 1.1 10.5 30年 52.1 9.5 1.5 10.8 令和 元年 53.4 12.7 1.3 9.8 ※ 経済産業省および財務省調べ (単位:億円) 2.おもちゃ花火の生産と販売 おもちゃ花火の売れ行きは、7〜8月の天候によって大きく左右されます。 令和元年度の国内生産額は、おもちゃ花火12.7億円、打揚花火53.4億円になっています。令和元年の輸出は約9.8億円(花火全体)で、北アメリカ、アジアなどが主なマーケットです。 一方、令和元年の花火全体の輸入額は約10.8億円、中国をはじめ、インドネシアなどが主な輸入先です。 おもちゃ花火の消費量減少に伴い、輸入額は減少傾向です。 国産のおもちゃ花火の主な産地は、江戸時代、徳川幕府の火薬製造所のあった愛知県岡崎市を中心とする一帯で、ここだけで国内生産の約4割を占めています。次いで愛媛、静岡、福岡などで多く生産しています。ちなみに、打揚花火(仕掛花火含む)の製造所は全国に散在していますが、中でも秋田、新潟、長野、静岡、愛知などが多く生産しています。 協会に加盟している花火業者は317社、そのうち、おもちゃ花火を生産・販売しているのは40社です。規模的には、従業員20人以上の会社はごくわずかで、10~20人以下で製造しているケースがほとんどです。 さて、おもちゃ花火の販売面では、よく売れるのは単品物の100円〜 1,000円ぐらいのものです。何種類かの花火を組み合わせたセットものに人気があり500円〜2,000円が一般的ですが、中には10,000円以上のセットものもあります。 花火の国内生産額及び輸出入額

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